家族
お父さんとお母さんとお姉ちゃん。
お父さんは、仕事で忙しかった。
小さい頃のお父さんの存在、という記憶がない。
お母さんは主婦。
でもなんだか毎日忙しそうだった。
色々、怒ってる場面が思い浮かぶ。
特に、おばあちゃんにいつもひどく怒っていた。
おばあちゃんは、いつも泣いてた。
生きててもいいことない。死にたいって。
お母さんの眉間のシワは、一緒に寝てるときも消えない。いつも怒ってるからだって思ってた。
お姉ちゃんは、外では優等生。(大学卒業後離脱して鬱になる)
私には意地悪する。
内向的だった私は、習い事でも学校でも、いつも姉と比較されてきた。
私はこの家族において、どんな存在で、どんな役割であったのだろう。
死にたい
と嘆く私に、
病院行きなさい
とお金を渡す母。
お金じゃないんだよ、私の苦しみに気付いて
って何度も思った。
辛い、って電話しても、忙しい病院行ったら?って何度も言われた。
どうしてわかっているのに、母の愛情を求めてしまうのだろう。
得られないものだと、知っているのにね。